2020年12月25日に『映画 えんとつ町のプペル』が公開されました!
この作品は大ヒットしましたが、その裏で映画の製作総指揮である西野亮廣さんが「宗教だ!」とか「詐欺をしている」と言われています。
その火種は完全に消えるということはなく、
じんわりと燃え続けているような雰囲気があります。
で、ここで疑問なのは「なぜここまで騒がれているのか」
ということではないでしょうか?
なんとなく炎上しているのは知っているけど、
その理由はあまり知らないという方は多いと思います。
なので今回は、
「西野亮廣さんの炎上理由」を詳しく解説していきます!
内容は以下の通りです。
・西野亮廣が宗教や詐欺と炎上する3つの理由
・理由① オンラインサロン
・理由② クラウドファンディング
・理由③ 熱狂的な西野ファン
・今回の記事のまとめ

Contents
西野亮廣が宗教や詐欺と炎上する3つの理由
それではここから西野亮廣さんが「宗教」「詐欺」と言われて炎上する理由を3つに分けて解説していきたいと思います!
今回の記事では「西野亮廣さんが宗教や詐欺と炎上する理由」についてのみ焦点を当てました。世間的にふわっとしている部分を明確にする目的で書いています。そのため、批判を助長する意図はありません。その点をご理解いただいた上で、読んでもらえると嬉しいです。
理由① オンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)
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西野亮廣さんは国内最大のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を運営しています。
2021年2月現在、会員数は7.4万人ということです。
そもそも「オンラインサロン」とは…
ざっくり言うと「webやSNSを利用した会員制のコミュニティ」のことです。その多くは月額の会費があります。日本では2012年頃から登場し始めました。似ているものに“ファンクラブ”がありますが、それは情報や特典を「受け取る」という受動的なものです。一方でオンラインサロンはプロジェクトに加わったり、イベントに行ったり、「参加する」という能動的な側面が多いのが特徴です。
「お金を稼ぐ」ということに関して、「何か悪いことをしてそう」とか、「お金が好きって何か嫌な感じ」といった風潮が批判される原因だと思います。
このサロンを立ち上げた当初(2016年頃)から、「お金を取って参加するコミュニティは詐欺だ!」とか「信者が集っている、、」といった批判がかなり届いたそうです。
2021年となった今でこそ、コロナの影響でオンラインサロンを始める芸能人なども増えたので浸透してきましたが、それでも批判は続いています。
キングコング西野さんが、いろいろ話題になっとるね。
芸人では面白くないんだが、企画能力は高い人。
けど、色々調べると、信者商売化しとるなぁ・・・まぁ、個人的な感想として、オンラインサロンってのは宗教団体と同じだと思ってる。儲ける方法は信者から金を出させるってのがよくあるパターン。
— たつむ (@TatsumuSiryu) February 19, 2021
なぜこのような批判が生まれてくるのでしょうか?
2021年という現代においては、副業ブームも象徴するように、「お金を稼ぐこと」に関してのマイナスイメージは少なくなってきたはずです。
そこに関してはちょっと仮説的な意味合いも含みますが、
このオンラインサロンをもう少し深堀りしてみる必要がありそうです。
西野亮廣エンタメ研究所の歴史から読み解く
というわけで、「西野亮廣エンタメ研究所」の歴史について詳しく調べてみました!
実は西野亮廣さんは2016年にオンラインサロンの前身を立ち上げています↓
【2016年・年明け】
「オンラインサロンをやろうと思ってるんだけど、一緒にやらない?」と吉本興業(マネージャー)を誘ったところ、「オンラインサロン? なんですか?それ。ちょっとよく分からないので勝手にやってください」と返ってきたので、「勿体ないなぁ」と思いながら、『西野亮廣エンタメ研究所』の前身となるオンラインサロン『秘密結社おとぎ町商工会』を個人で立ち上げる。
上で引用した西野亮廣さんのブログに記載がありましたが、2016年頃のサロンメンバーは「500名弱」だったそうです。
現在の7万人超えからはちょっと想像がつかないですよね。
2021年2月現在7.4万人の会員数を誇る西野亮廣さんのオンラインサロンですが、その会員数の推移について見ていくと面白いことがわかってきます。
まずは以下の数字を見てみてください!
【西野亮廣エンタメ研究所会員数の推移】
2016年頃:会員数500人弱
2017年頃:会員数1000人
2018年4月頃:会員数5000人
2018年9月頃:会員数1万人
2019年1月頃:会員数2万人
2019年9月頃:会員数3万人
2020年3月頃:会員数4万人
2020年4月頃:会員数5万人
2020年5月頃:会員数6万人
2020年9月頃:会員数7万人
※この推移は、西野亮廣さんやサロンメンバーさんの過去のブログをひたすら調べて作りました。
この数字結構びっくりじゃないですか?笑
2020年の会員数の伸びなんかは半端ないですよね。
日本国内で最大のオンラインサロンは間違いないですが、もっと広い視点で見ても「7万人を超えるコミュニティ」って聞いたことがないですよね?
もちろん100万人を超えるファンクラブもありますし、YouTuberで登録者数100万人を超えている方も多いです。
しかし、「お金を払ってコミュニティに参加する」という形態での7万人は異常な数です。
この“人数の多さ”こそ「オンラインサロンってお金を巻き上げられているよね」とか、「情弱な人たちが巻き込まれている」という批判を生み出しているのではないでしょうか?
西野亮廣エンタメ研究所の売上を単純計算をしてみると、
以下のようになります↓
1ヶ月の売上…月額980円×7.4万人=7252万円
1年間の売上…7252万円×12ヶ月=約8億7000万円
テレビなんかでも「西野亮廣の収入8億超!」みたいな感じで特集されてますね。
こういった、億単位の金額が1つのコミュニティで作り出されていることに違和感を持つ人が少なくないのだと思います。
西野とかプペルの何が一番嫌なのかって考えると、関連すべてにおいて金稼ぎ感がみえみえだからなんだよね。商売だから、金かせいでもいいんだけど、露骨すぎて好きになれない。子供相手向けに商売してるから尚更、汚く見えてしまう。悪いわけではないけど。
— ただ、いきるちゃん (@KigyoBiopro) February 3, 2021
理由② クラウドファンディング(シルクハット)
西野亮廣さんは色々な活動でクラウドファンディングを利用していますが、それが宗教や詐欺だと炎上することがあります。
ちなみにクラウドファンディングとは…
インターネット上で個人が行う資金調達のことです。発案者は「企画」を作り、その支援として資金を募ります。基本的には支援者には「リターン」と呼ばれる返礼品があります。
西野亮廣さんは2013年に人生で初のクラウドファンディングを行っています。
それがこちら↓
ありがとう!本当に!必ず成功させます。”@degawakoh: CAMPFIREで『キングコング西野亮廣、NYで原画展開催〜あたしをNYに連れてって!〜』のパトロンになりました http://t.co/pruTWXBm #campfirejp“
— 西野えほん(キングコング) (@nishinoakihiro) January 25, 2013
この時のクラウドファンディングでは、
総額約530万円の支援金が集まったそうです。
以下の「キャンプファイヤー」というクラウドファンディングのサイトにも以下の記載があります。
このプロジェクトは、2013-01-25に募集を開始し、585人の支援により5,311,000円の資金を集め、2013-02-08に募集を終了しました
これだけを見ると「うまくいっている」という印象がありますが、当時は相当なバッシングを浴びたそうです。
彼にも当初は『絵本くらい自分の金で作れよ』『そんなことやってないでちゃんとお笑いやれ』といった批判が。
引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_201902_post_193954/
さらに、約10年くらい毎日のように誹謗中傷のコメントが何件も届いたと話していました。
なぜこのように批判されてしまうのでしょうか?
まず1つとして、扱う金額の規模が大きいということが挙げられます。
そこで知ったのですが、僕、西野亮廣個人では、クラウドファンディングの支援総額が国内最大で3億円を突破しているらしいのです。
これは2020年4月27日にVoicyという音声メディアで話した内容ですが、この時すでにクラウドファンディングの支援総額が3億円を突破しています。
2021年となった現在でも色々な企画を立ち上げているので、さらに総額は増えているはずです。
ただ、西野亮廣さんが行うクラウドファンディングは、1回で集まる支援金がかなり多いんです↓
【支援総額3000万円突破!】
ありがとうございます!
やりきります!!#SILKHAT #シルクハット #クラウドファンディング
映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい④ by キンコン西野│SILKHAT(シルクハット)吉本興業のクラウドファンディング
https://t.co/Iv3f1ZJEOJ— 西野えほん(キングコング) (@nishinoakihiro) October 13, 2020
やはりこの金額が大きければ大きいほど、「楽して大金を稼いでいる」とか「銭ゲバ」という批判が集まってくるのだと思います。
西野亮廣の何が嫌いかって自分の創作物が流行って軌道に乗った瞬間に驕りと自己顕示欲をフルパワーで出し尽くして他人に押し付けても満足せずに人を馬鹿にしながら金に結びつける魂胆が嫌い。
看過できない意地の悪さがある。— i s t🍥 (@ist009) February 17, 2021
西野亮廣は金集めて何すんの?国家転覆?
— 🎌かまどねずこ@すてあか🇯🇵 (@fucking_JAP) February 17, 2021
2019年のクラウドファンディングが炎上!?
今やクラウドファンディングも、新型コロナウイルスの流行など時代の変化が後押しして、浸透してきました。
しかし、そんな現代であっても「クラウドファンディングは詐欺だ!」と炎上してしまうことがよくあるんだとか。
その理由の1つとして、西野亮廣さんが手掛けるクラウドファンディングのリターン(返礼品)が原因としてあるかもしれません。
『木の時計台を作りたい』 というクラウドファンディング(2019年)がネットニュースに取り上げられていました。
その中で、以下のリターンが紹介されています。
【態度悪く御礼】500円
(※ツンデレ好き限定)このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野がぶっきら棒に「ああ。ありがとう」と御礼をします。
【目をそらしながら御礼】500円
このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野が伏し目がちに「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます」と三回御礼をします。
【真っ直ぐ目を見て御礼】1000円
このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野が真っ直ぐ目を見て「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます」と三回御礼をします。
【東京タワー個展の設営できる権利】50,000円
閉館後の東京タワーで個展の設営ができる権利(限定10名)です。西野亮廣は参加しません。
【東京タワー個展の撤収できる権利】50,000円
閉館後の東京タワーで個展の撤収ができる権利(限定10名)です。西野亮廣は参加しません。
【『スナック西野』に行ける権】50,000円
西野がママをするスナックに参加できる権利(限定20名)です。西野亮廣がママとして馬車馬のように働き、限られた人数での濃密な時間をお届けします。
【西野を休ませる権】100,000円
多忙な西野が丸一日全力で休んで、その間「この休みをプレゼントして下さったのは、〇〇さんなんだなぁ」と、あなたのことを想い続けます。一日の最後に西野からお礼のメールが届くかも。
【アンチ限定『西野の活動を1日やめさせる権利』】100,000円
あなたの大嫌いな西野が、1日活動をやめます。Twitterで呟くこともしませんし、絵本も描きませんし、生産的な事を何もしません。西野を黙らせて、世の中を静かにすることができます。
このリターンに対して、世間からはこんな反応が↓
この辺りの発想が実に詐欺師。
休むのに他人に金せびるとかクズ中のクズ。
早く逮捕されろ。 pic.twitter.com/L6VgfNdY0K— 双葉 (@huta0227) February 21, 2021
西野は「○○する権利」とかワケのわからんもんを高値で売りつけてなかったらギリギリ詐欺師じゃないからな
— がっくり (@gakkuri_548) February 21, 2021
たしかに一見すると、ちょっと不思議なリターンかもしれませんが、果たしてこれは「詐欺」なのでしょうか?
最終的にこのクラウドファンディングの支援総額は¥9,882,500円で、サポーターは769人という結果になりました。
実際にこのクラウドファンディングのページを見てみると、ネットニュースで紹介されているもの以外のリターンも多くありました。
「西野が会議に参加する権」とかも実際に20万くらいで購入している人もいました。
ただ、その中でも、「態度悪く御礼」とか「西野を休ませる」といったものが、目に付きやすいというのは間違いないですね(笑)
しかし、実際に購入している人がたくさんいるという事実から推察すると、ただ単純に西野亮廣さんを応援したいという気持ちで買っているだけだと思います。
で、本当に態度悪く御礼をするわけではないので、ここらへんは“お笑い”とか“ちょっとしたネタ”くらいに捉えているのではないでしょうか。
また、この支援をするもしないも個人の自由なので、クラウドファンディングを詐欺や宗教と言ってしまうのはあまり良くない気もしますね。
↓2021年4月18日追記↓
上記に書いていた件に関して、西野亮廣さんがYouTubeの生配信(4月16日配信)にて、以下のように語っていました↓
※2分30秒くらいの動画です
やはりこの動画内でも、「支援者とプロジェクトオーナーのギャグ」として、「西野を意識する権」などをリターンとして出すと話していました。
このあたりの感覚は、日頃からクラウドファンディングに慣れているかどうかによって、変わってくると思います。
良い悪いと問題ではなく、単にそのクラウドファンディングのリターンは、「信頼関係のもとに成り立っているということです。
理由③ 熱狂的な西野ファン
先ほどお伝えしたように、西野亮廣さんのオンラインサロンには7.4万人の会員が所属しています(2021年現在)。
やはりこれだけの人数がいると、様々なタイプの方が集まると思います。
・純粋に西野亮廣さんを応援したい人
・サロンメンバーと繋がりを持ちたい人
・一緒に仕事をしたい人
・ビジネスを学びたい人 etc.…
7万人を超えてくると、身近な友達がサロンメンバーということも全然あり得ますよね。
全く興味の無い人からすると、「え、君も西野のサロン入ってるの⁉︎」と驚くこともあるかもしれません。
世間的にはこんな声もちらほら↓
キンコン西野のオンラインサロンに入ってようが入ってまいが、その人はその人なんだしそれだけで判断できることはほぼないはずなのに、入ってるのがわかると「そちら側の人間か……」って構えてしまうな。
— 君 (@okmochshda) February 22, 2021
おじさんが西野のオンラインサロン入ってて笑ろえない、、、
— メーン (@emondamen) February 21, 2021
たしかにオンラインサロンに入るかどうかはその人の自由ですが、「入っている人」をどこか「違うタイプの人」と捉えてしまう雰囲気もあるみたいです。
その原因となっているのが、一部の「西野亮廣の熱狂的ファン」の存在かもしれません。(その方達を否定しているわけではありません)
そのように考える出来事を1つご紹介します↓
マルチ商法の疑惑が持ち上がる
ご存知の方もいるかもしれませんが、以下のようなマルチ商法疑惑が上がってネットニュースになっていました。
「話題になっているのは、西野のサロン会員である男性がつづった記事。男性は『プペル』の『シナリオ台本&前売りチケット』を〝原価〟で仕入れて販売できる、販売代行のような権利を購入。その額なんと、80セットで約24万円にものぼったと明かしています」(芸能記者)
実際にはオンラインサロン内にて、そのような取り組みはあったそうです。
しかし、この購入した男性は今まで「商品を仕入れて販売する」という経験がなかったそうです。
もし冷静な判断ができていれば、「販売初心者の自分がいきなり80セットは多い」という判断がつくはずです。
「西野亮廣くんがマルチな活動をしている」と聞くと、違う(悪い)ほうのマルチを思い浮かべてしまって心配で夜しか寝られない(笑)。
— 慧 kei (@keikei2019) February 5, 2021
しかし、「西野亮廣さんを応援したい!」とか、「西野亮廣さんのように夢を諦めないで掴みたい!」という気持ちが、その判断を鈍らせてしまった可能性は否めません。
そのこと自体が「悪い」ということではなく、「熱狂的」は時に「盲目的」になってしまい、適切な行動が取れなくなってしまうことがある、ということです。
このような盲目的に応援をしているファンの行動によって、ある種西野亮廣という人自体が神格化されてしまっているのかもしれません。
ちなみに他の事例についても、以下の記事で紹介しています。

西野亮廣のプロフィール
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名前:西野 亮廣(にしの あきひろ)
生年月日:1980年7月3日
年齢:40歳※2021年2月現在
出身地:兵庫県川西市
身長:173cm
血液型:O型
学歴:兵庫県立川西緑台高等学校卒業
事務所:吉本興業※2021年1月末に退社
西野亮廣が宗教や詐欺と言われる3つの理由のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!!
西野亮廣が宗教や詐欺と言われる3つの理由に関しておさらいです。
1)オンラインサロンの活動
2)クラウドファンディングの活動
3)一部の熱狂的な西野ファンが盲目的に活動
そして、どれも「お金」が絡んできましたね。
お金を稼ぐことに関して嫌うような風潮も、まだ日本にはあると思うので、そもそもの文化自体が批判を助長しているのかもしれません。
また、今回は「西野亮廣さんが宗教や詐欺と言われる理由」についてフォーカスしましたが、決してオンラインサロンやクラウドファンディングを否定するものではありません。
そして、熱狂的ファンについても、それはその人の判断で行っていることなので、「熱狂的=悪」と結び付けているわけでもないです。
大事なのは、反射的に「宗教だ!」「詐欺だ!」と言うのではなく、「なんで宗教や詐欺と言われているんだろう?」と自分で考える力です。一方で、新しいものに対して対応していく柔軟性も重要だと思います。
この記事から建設的な議論が生まれることを願います。