2020年12月25日に公開した『映画 えんとつ町のプペル』
絵本の大ヒットからの映画化ということもあり、
ご存知の方も多いと思います!
この映画は老若男女全ての世代が楽しめる映画なので、ストーリーもシンプルですし、多くの方の心に刺さるような感動を与えてくれます。
ただ、その中でも製作総指揮の西野亮廣さんは「議論の種」をちょこちょことまいているんです!
映画を観た後に「あのシーンってどういう意味だったと思う?」とか、「あれって伏線だったよね?」とかって語るの楽しいですよね。
映画えんとつ町のプペルは実はこのような楽しみ方もできるように、細かい設定や裏話が多く存在します!
今回の記事ではその中でも「ドロシー」と「クレア」という登場人物に絞って、考察や解説をしていきたいと思います!
内容は以下の通りです!
・ドロシーとクレアは双子だった
・ドロシーとクレアのほくろの位置が入れ替わる理由
・映画えんとつ町のプペルの紹介
※ネタバレが含まれるので映画を鑑賞する前の方はお気をつけください!
Contents
ドロシーとクレアは双子だった
サイサイサイサイ…💨
サイサイサイ…💨
「逃げな!
異端審問官よ。」ルビッチの頼れる姉貴分
ドロシーが追われるプペルを手助け。#本泉莉奈#えんとつ町のプペル#12月25日公開 pic.twitter.com/UY9RX01Mwy— 【公式】『映画 えんとつ町のプペル』 (@poupellemovie) November 23, 2020
この登場人物は双子の妹「ドロシー」です。
世間の意見に影響されずに、
自分の軸を持って行動する姿にはとても心が打たれますよね。
映画序盤からプペルやルビッチ達の味方として行動していて、最後のシーンでもかなりの大活躍をしています!
絵本の中には登場しなかったキャラクターですが、今回の映画化で「ドロシーのファンになった!」という声もよく聞きますね(^^)
映像美を期待して、えんとつ町のプペル観てきました。
後半なかなか私の好きな展開でした👍
大人から子どもまで観れてオススメです🌟ドロシーが1番のお気に入り💋#えんとつ町のプペル pic.twitter.com/4DOrtt09HU
— ジュリアンヌ (@obtr12jj) January 4, 2021
そんなドロシーはガラス工芸の職人で、
親から譲り受けた工房で切り盛りしているんだとか!
実際に映画の中では父親の「ブルーノ」が、学校に馴染めないルビッチと一緒にブレスレットを作るシーンがありますが、おそらくそこはドロシーの工房だと思います。
そしてそのシーンに一瞬登場するのが双子の姉「クレア」です。※映画の中では「クレア」という名前は呼ばれていません
クレアは占い師で「とんぼ玉のブレスレットはいつかルビッチを前に進めてくれる」と語っていて、実際にそのようになりましたよね!
紫色の衣装を身にまとっていて、いかにも占い師っぽいので映画をご覧になった方はおそらくお分かりだと思います!
映画の中では「ふたりが双子である」と明確には語られていませんが、YouTubeチャンネル「西野亮廣エンタメ研究所ラジオ【公式】 」の生配信で西野さんが話していました。
また、映画館で販売している公式のパンフレットの中にも双子であることは書かれています!
ドロシーとクレアのほくろの位置が入れ替わるタイミング
映画の中でドロシーとクレアのほくろの位置が入れ替わっているのですが、細かい描写で分かりづらいので詳しく解説していきます!
そもそもですが、ふたりのほくろの位置がそれぞれどこにあるのでしょうか?
・ガラス工芸職人で双子の妹・ドロシーのほくろは「左頬の下」にあります。
・占い師で双子の姉・クレアのほくろは「右頬の下」にあります。
もともとはこの位置にほくろがあるということを、しっかりと頭の中に叩き込んでおいてください!笑
先ほど「ブルーノとルビッチがとんぼ玉のブレスレットを作るシーン」の話をしましたが、そこではほくろの位置は上記の通りでした!
※ちなみにブルーノはすでに亡くなっているのでこれは「回想シーン」です
ただ、これ以外の全てシーンにおいて登場するドロシーのほくろの位置は「右頬の下」にあることが確認できたんです!
「ドロシーのほくろの位置」に着目して、整理してみますね。
ドロシーに注目して見ると…
①映画冒頭で登場する場面→ほくろは「右頬の下」
②ブレスレットを作る回想の場面→ほくろは「左頬の下」
③それ以降の場面→ほくろは「右頬の下」
ざっくりまとめるとこのようになります。
本来ドロシーは「左頬の下」にほくろがあるのが正しいのですが、②の場面意外は全て「右頬の下」になっているんです!
つまり「ドロシー」だと思っていた人物は「クレア」だったということがわかります!!(①と③のシーン)
回想シーンだけがドロシーもクレアも本来の姿だったということです!
ドロシーとクレアが入れ替わる理由
ではなぜ、ドロシーとクレアが入れ替わる必要があったのでしょうか?
早速答えですが、「クレアが異端審問官に命を狙われていたので、ドロシーが入れ替わって代わりに命を落とした」ということだったんです!
もう少し詳しく解説しますね!
ちなみに「レター15世」と「トシアキ」がアジトで話すシーンを覚えていますでしょうか?
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◆ えんとつ町を統べる ◆
レター15世部下 ⬇ ⬆️ うまく利用
◆ 影の独裁者 ◆
トシアキ#野間口徹 #宮根誠司#えんとつ町のプペル#えんとつ町相関図 pic.twitter.com/aw8yAA8s4r
— 【公式】『映画 えんとつ町のプペル』 (@poupellemovie) November 19, 2020
トシアキ:宇多川地区で異端者を捉えました。あの占い師、星読みの末裔でした。処分します。
レター15世:いつまでこんなことを続けるつもりなんだ。
トシアキ:異端者は厳しく取り締まらなければなりません。ご先祖様が!250年間守り抜いてきたこの地を次の世代に受け渡すのが我々の務めでございます。
このような掛け合いでした。
ここで宮根誠司さん演じる「トシアキ」が話している「あの占い師」というのは、「クレア」のことです。
つまり異端審問官は「クレア」処分したと思っているのですが、実際に処分したのはクレアに入れ替わっていた「ドロシー」ということになるんです。
妹のドロシーは自らの命と引き換えに、大切な姉ドロシーの命を守ったということです。
この話だけ知っても相当奥が深いですし、ちょっと違った見方ができますよね(^^)
なぜクレアは命を狙われていたのか?
さて、ここで問題になるのは、なぜ異端審問官はクレアを「異端者」として処分する必要があったのか、ということですよね。
ここについては本作では描かれていませんが、以前西野さんご本人がYouTubeチャンネルの生配信で、その真相を語っていました。
↓こちらがその動画です。スタートすると該当の6分04秒からスタートします↓
ここで話されていることをざっくりまとめると以下のようになります!
・えんとつ町を作った人達はどこからか海を渡ってきた
・海を渡る時に「星読み」の存在が必要になる
・なぜなら現代のように衛星やレーダーが無いから
・地図すらも無いので「星の位置」で方角などを把握する
250年前にレターの一族は新しい土地を探して海に出るのですが、その際には「星読み」という人が重宝されました!
しかし、新しい土地(えんとつ町)を発見してからは、むしろ「星読み」の存在がレターの一族にとっては邪魔になってしまったんです。
なぜならレターの一族は「中央銀行の圧力に負けて外に出たため、外部の世界との交流を経つ必要があった」という理由があったからなんです。
※ここについては以下の記事で深堀りしてます。
つまり、えんとつ町を治めるレターの一族からすると、「外の世界があることや、星があることを知っている」という星読みがいると都合が悪いということになります。
そして「星読み」の末裔に当たるクレアの命が狙われていたということになります。
ここまで話すとようやく辻褄が合ってきたような感じがしますよね(^^)
それだけ奥がふか〜いストーリーになっています!
繰り返しになりますが、このような背景があったのでドロシーは命を懸けてクレアを守ったということだったんですね。
ドロシーとクレアのストーリーは次回作への伏線⁉︎
最後にちょっとした考察で締めたいと思います!
「双子の姉の命を守るため」と言えば綺麗におさまりそうですが、1つ疑問が出てきませんか?
姉のドロシーからすると「いや、ドロシーの気持ちは嬉しいけど、あんたが私の代わりに命を落とすことなんてないわ!」と言ってもいいですよね?
でもそうはならなかった。
つまり、姉のドロシーが生き残らなけらばならない理由があったと思うんです。
おそらくですが、次回作以降で「えんとつ町の外」に出ていく物語が描かれていくと思います。そして、そこにはドロシー(中身は生き残ったクレア)が登場するはずです。
なぜなら、海を渡る時には「星読み」が必要だからです!!
きっと「星読みの末裔」達は他にもたくさんいたと思いますが、レターの一族がからずっと追われている中で、「いつかもう一度外の世界に行こう!」という想いがあったのではないでしょうか?
そしてその想いを途絶えさせることがないように、ドロシーが身代わりになってクレアを生かしたのだと考察します!
次回作はまだ先になると思いますが、楽しみにまっています(^^)
映画えんとつ町のプペルとは
⭐️⁺˚ 本ポスターも解禁 ˚⁺⭐️
━━━ 信じぬけ。 ━━━
空を見上げること、
夢を信じること、
真実を知ること
を禁じられたえんとつ町で星を信じた少年とゴミ人間の物語。
『映画 #えんとつ町のプペル』
🎬12月25日(金)公開https://t.co/qv4DmixPFY#西野亮廣 pic.twitter.com/XYI3azzOw1— 【公式】『映画 えんとつ町のプペル』 (@poupellemovie) October 19, 2020
吉本興業所属のお笑い芸人でもある「キングコング西野亮廣」さんが製作総指揮を務めた映画です。
もともと2016年に『絵本 えんとつ町のプペル』を幻冬舎から出版していますが、累計発行部数が約60万部(2021年1月現在)という大ヒットを記録しているんです!
絵本業界自体は市場が小さいため、一般的には1万部以上売れれば「ヒット」と言えるそうなのですが、それをかなり超えています。
ちなみに同じくらいの発行部数の絵本を調べてみると、「ひつじのショーン」シリーズがありました!
『えほん ひつじのショーンをさがせ! ショーンが日本にやってきたDX』(税抜830円)発売中♪ 日本の読者のために、全イラスト描き下ろした「さがし」絵本の第3弾が登場!今回の舞台は日本、ショーンたちが全国で大騒ぎ!アタマの上の“白い毛”を目印にショーンを探してみて下さいね♪ pic.twitter.com/Mrg1F3NqYx
— ひつじのショーン【公式】 (@aardman_jp) August 24, 2017
シリーズ累計60万部突破!日本のファンのために全編イラスト描き下ろし『えほん ひつじのショーンをさがせ! 宇宙を大冒険スペシャル』11/8発売
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000947.000005069.html
※これは2019年の記事なので今はもう少し伸びていると思います!
ひつじのショーンが「シリーズ累計」で60万部を突破したのに対して、えんとつ町のプペルが「単独」で60万部を売り上げているのは相当すごいことですよね!
今回の記事のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!!
この記事のおさらいです!
・ドロシーとクレアは双子だった
・占い師のクレアは「星読みの末裔」だった
・レターの一族に都合が悪いクレアの命が狙われた
・ドロシーはクレアを守るために入れ替わった
・そのためほくろの位置が変わっていた
・次回作への伏線の可能性も!
すでに映画を観た方でも、もう一度観て確かめるというのも面白いと思います(^^)