今回の記事の内容は以下の通りです↓
・レペゼン地球のDJ社長が急遽動画をアップ
・レペゼン地球は裁判に勝てるのか?
-論点1)そもそも株主は誰なのか?
-論点2)過去に交わした約束は真実なのか?
・レペゼン地球のDJ社長は負ける可能性が高い!
-理由1)株主を過半数保有しているH氏が強い
-理由2)過去の約束があったことの立証が困難
Contents
レペゼン地球のDJ社長が急遽動画をアップ
2021年6月1日にレペゼン地球のDJ社長が突如動画をアップしました↓
この動画の公開から色々なことが話題になっています↓
・レペゼン地球の解散理由
・H氏とその息子って誰?
・裁判の最中だった etc…
そして、動画の中ではこんなことを話していました↓
この動画を出すことも弁護士に止められていて。じつは今裁判中なんやけど、この動画を出したせいで裁判が不利に動く可能性もあるし。でも、ファンのみんなに黙っとくのは申し訳ないと思って。
この「裁判中」という言葉に驚いた人も少なくないと思います。
名前や身分などは明かされませんでしたが、「H氏」という人物と争っているということでした。
※その経緯については以下の記事で詳しくまとめています↓
ということで今回は「裁判」という点に絞って解説していきたいと思います!
レペゼン地球は裁判に勝てるのか?
レペゼン地球のDJ社長はH氏との裁判に勝つことができるのでしょうか?
まず、裁判に勝てるかどうかを検証するうえで、以下の2点を整理しておきます↓
・DJ社長がH氏(会社の出資者)によって代表職を解任された
・DJ社長はレペゼン地球の商標権や楽曲の権利も持っていない
つまり、簡単に言えば「DJ社長はH氏によって会社をクビになった」ということです。
これは株を保有しているH氏の権利によるもので、「クビにした」ということ自体は違法にはなりません。
この点を抑えた上で、今回の裁判で論点になるポイントは以下の2つです↓
・そもそも株主は誰なのか?
・過去に交わした「約束」は事実なのか?
さて、この2点についてそれぞれ見ていきましょう。
論点1)そもそも株主は誰なのか?
「株式会社」では「株」を発行していますが、「株を誰がどのくらい持っているのか?」が非常に大事になってきます。
というのも法律上は、株式会社の「株」を過半数保有している人間は、取締役などの解任についても、1人で決定することができるんです。
メンタリストDaiGoさんの動画で「株の保有率がどのように会社経営に関わってくるか」をわかりやすく解説していました↓
会社の経営をしたことがないとちょっと違和感を感じてしまいますが、「会社の所有者」は「株主」になります。
つまり、「代表取締役は会社を所有していない」ということが、この世の中のルールになるわけです。
DJ社長の動画を見る限りは、「H氏が100%の株を保有している」と考えるのが妥当です。
仮にそれが正しいとするならば、DJ社長は“社長”というよりも“雇われ社長”というのが実態です。
論点2)過去に交わした約束は真実なのか?
そもそもの約束では「DJ社長の借金の返済が終わったら株を返す」というものでした。
※詳しい内容については『レペゼン地球が解散した本当の理由!DJ社長がクビになり名前が使えなくなった!?』で解説しています
今回のDJ社長が動画で訴えた一番のポイントは、「約束をしたのに守ってくれていない!」という点でした。
レペゼン地球が結成したのが2015年頃ですが、その前からDJ社長はH氏と関わりがあって、その頃に約束をしていたと言います。
果たして、これが真実なのかどうかというのが、論点になってきますね。
レペゼン地球のDJ社長は負ける可能性が高い!
ここまでDJ社長とH氏との裁判における「論点」を整理してきましたが、ここからは「DJ社長は裁判に勝てるのか?」という点を解説していきます。
という前置きをしながら、いきなりの結論になりますが、「DJ社長は裁判に負ける可能性が高い」です。
その理由についてはいくつかありますが、先ほどの論点も踏まえながら、以下の2つの理由を解説していきます!
理由1)株主を過半数保有しているH氏が強い
DJ社長とH氏は過去にこのようなやり取りをしています↓
そして、この時にH氏がレペゼン地球の会社の株を過半数(51%)保有することになりました。
そこからH氏が会社の経理や契約関係などを担当するようになっていったということです。
先ほども説明したように、「株を過半数持っている株主」が一番強く、会社の「所有者」になるわけです。
これは法律で決まっていることなのです。
つまり、H氏がどれだけ心情的には「酷いこと」をしていたとしても、「法律的にアウトなことをしていないのであれば問題ない」ということになります。
どんなに悔しくても、資本主義のルールであり、これが法律なのでどうしようもないということになります。
理由2)過去の約束があったことの立証が困難
DJ社長は「借金の返済が終わったらH氏から株を返してもらうことを約束した」と話しています。
しかし、その約束をしていたことを立証しなければならないのは、DJ社長側なのです。
つまり、その当時のメールやLINEのやり取りや、書面での取り交わしなど、「証拠」にあたるものを揃えなければなりません。
このような観点から考えると、DJ社長はその立証は非常に困難であることがわかります。
以上のような2つの理由から、「DJ社長は裁判に負ける可能性が高い」ということになります。
レペゼン地球のDJ社長の裁判に関するコメント
今回のDJ社長の動画はかなり反響があって、ビジネス界などからも反応がありました。
様々な意見がありますが、やはり一貫して「DJ社長が裁判で勝つのは難しい」というコメントが多かったです。
さて、その中でも「今回の事件のポイントをしっかり捉えている」+「意見が的確かつ説得力がある」という視点で、以下の2人をご紹介します。
田端信太郎の解説動画
DJ社長とも関わりがあった、田端信太郎さんの動画での解説も非常にわかりやすいので是非参考にしてみてください↓
田端さんは以下のように話しています↓
DJ社長が49%株を持っていた?という記事もあるようですが、もし、仮にそうだとしても、結論は、ほぼ全く変わりません。ある会社の株を50.1%持っていることと49.9%の間の0.2%の差はとてつもなく重いのです。それが資本主義のルールですから。
〈引用先〉https://www.youtube.com/watch?v=XmODdt_uKoY
会社経営をしたことがない身からすると、「こんなに厳しいのか、、、」と思ってしまいますが、プロの経営者からしたら当然のことです。
なので、この点についてはDJ社長も勉強不足だったのだと、田端さんは話していました。
メンタリストDaiGoの解説動画
メンタリストDaiGoさん単独で解説しているものと、YouTuberのラファエルさんとコラボで解説しているものがあります。
ただ、おふたりとも共通して、「裁判に勝つのは絶対無理でしょうね」と話していました。
なかなか厳しい意見のように聞こえてしまいますが、それがビジネスの世界では当たり前で、しょうがないことのようです。
堀江貴文(ホリエモン)の解説動画
最後にご紹介するのはホリエモンこと堀江貴文さんの動画です!
先に紹介した動画とはまた違った視点から今回の件について切り込んでいます↓
堀江さんの視点で面白いなぁと思ったのは以下の2つです。
1)税務上の問題があること
→現在の企業価値は少なくとも数億以上になっているので、買い戻す時にはそれ相応の税金がかかってしまうということです。仮に書面上で「株を戻すこと」を約束していたとしても、その税額は相当なものになっていたと話していました
2)H氏はDJ社長に100万円の投資をしただけでもすごい
→そもそも6000万円もの借金があったDJ社長に先見の明があったH氏がすごいと言っていて、たしかにその見方もあるなと思いました。「資本主義」のルールのもとでお金を稼ぐということは、こういう面があることを受け入れなければなりませんね。
以上が著名人のコメント紹介です。
実際に動画を見ることで、その方が言いたい真意が伝わると思いますので、この記事に書いてあることを鵜呑みにせずに、あらゆる情報をもとに考えていただければ幸いです。
今後もDJ社長とH氏の裁判の動向など追っていきます!
今回の記事のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!!
今回の記事のおさらいです↓
・株を過半数持っているH氏の立場が強い
・H氏は資本主義のルールや法律を犯してはいない
・過去に交わした約束を立証するのはDJ社長の責任
・しかしその立証はかなり困難である
・従ってDJ社長が裁判で負ける可能性が高い
ルールだと分かっていても、悔しい気持ちはなくなりませんよね。
なんとかDJ社長をはじめ、レペゼン地球のメンバーのみなさんには頑張ってほしいです、、!